『オールブラックス』それは、ニュージーランドのラグビーナショナルチームのことであります。
しかし、決してラグビーだけの愛称ではなく、ニュージーランドのスポーツ界では”ギンシダ”という植物の葉をあしらった、ユニフォームに袖を通すことが名誉と言われています。
そして、そのユニフォームは紛れもなく黒を基調としていることから、”オールブラックス”と言われる一つの所以でもあります。試合前に、ニュージーランドに古くからある伝統民族の舞”ハカ”があります。
この”ハカ”が本当に迫力満点で凄いんです!
これだけで試合会場全体がひとつになり、一気にオールブラックスを後押しするような環境に包まれます。歓声と一瞬の静寂を挟み、リードという一人の掛け声で一気に選手と観客のボルテージもあがります。
そして、その興奮状態のままキックオフとなり試合が始まるのです。来年2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップ、もちろんオールブラックスも参戦します。
そこでなぜオールブラックスはここまで強く、世界最強と言われるようになったのかをお伝えしていきます。ニュージーランド代表「オールブラックス」とは?
ラグビーワールドカップ2011年大会・2015年大会の連覇を含め過去3度の優勝をしており、2018年現在、テストマッチで全ての対戦相手に勝ち越している唯一のチームである。ワールドラグビーランキングでは2009年11月から世界ランク1位をキープしているナショナルチームで全世界が認める絶対王者であります。
ニュージーランド代表は『オールブラックス』の愛称で親しまれており、またインターネット等での略語はNZL・ABとも見かけるときもあります。
ニュージーランドではラグビーは国技とされていて、男女問わず5歳くらいから楕円球を追う子が増えるそうです。
もちろん、その子供たちが夢見るのは「ギンシダ」のエンブレムが付いた漆黒のユニフォームを着る事だそうです。
幼少期から、オールブラックスに選ばれる事を夢見る子供達が、ラグビー漬けの日々を過ごしていた大人たちに見守られ、競技を続けていくので、必然的に周りのレベルも上がり、知らぬうちに英才教育で育った子供は知らぬ間に上達していくのではないかと思います。
そして大きくなった子供達は、オールブラックスに選ばれるまでに、次のようなステップを歩みます。
クラブチーム
↓
NPC(クラブチームから選ばれた代表選手が出場する地区大会)
↓
スーパーラグビー
(NZ・OZ・南ア・アリゼンチン・日本などが参加するリーグ)と各カテゴリーを経験し、そこで活躍するとやっとオールブラックスに選出される可能性が出てきます。
やはり子供たちの憧れであるオールブラックスに選ばれるのは並大抵のことではないことがわかります。
「オールブラックス」の魅力とは?
子供のころから、オールブラックスを夢見る少年はもちろん、世界中の人からも、なぜオールブラックスに魅了されるのか?それは、圧倒的な強さではないかと思われます。
しかし、ただ強いだけでは誰も興味を持ちません。では、なぜ強いのか?
それは、徹底したデータベースに基づき選手を選び、またその選手が代表に選ばれた誇りと責任で己自らハードワークをし、期待通りの活躍を見せる。
また、ラグビーを純粋に楽しみ、基礎技術の反復練習、One for ALLの精神を学んだり、どのキャリアの年代とも交流し人間として成長したり、ラグビー以外での活動で、人間としての魅力も磨いているそうです。
現在の「オールブラックス」で世界中から注目を集めているボーデンバレット選手。
彼は、2016年2017年と二年連続ワールドラグビー最優秀選手賞(サッカーでいうところのバロンドールでしょうか)を受賞している司令塔(スタンドオフ)である。冷静な判断でキックやパスを出し、時にはスペースがあれば自ら突破し、ウイングの選手を抜き去るほどのトップクラスのランスピードなど現在最も完成されたラグビー選手の一人であります。
また、甘いマスクで女性ファンも多く、グランド内外でのファンは男女問わず大勢います。
ラグビー界では有名な話ですが、このバレットさん実は三兄弟で三人ともオールブラックスの選手なのです。
そんな魅力あふれる選手が多く所属しているオールブラックス、今後の新たなスターにも大注目しながらワールドカップ2019日本大会を楽しめたらいいと思います。
「オールブラックス」の代名詞“ハカ”とは?
ニュージーランド代表「オールブラックス」の代名詞、“ハカ”。
百聞は一見にしかず!映像をご覧ください!
All Blacks vs France Haka 2011- RWC Final

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